食品ジャーナリストの郡司和夫さんは「選ぶ時はなるべく加工度の低い商品を」と話す。
「インスタントラーメンは、ほとんどのものが麺を油で揚げていますが、揚げていないノンフライ麺を選んだ方がいい」

「多くの加工食品には、格安のパーム油が使用されています。インスタントラーメンの麺を揚げる油も、ほとんどがパーム油。
その多くは、海外から輸入される際に酸化防止剤として、安価な『BHA(ブチルヒドロキシアニソール)』が添加されます。
同じ酸化防止剤でも、高価で安全性が高い『トコフェロール』と違い、
『BHA』は過去に国内の動物実験で発がん性が指摘されています。
『BHA』の危険性については表示義務がないため、商品には書かれていません。
そういったことから、ノンフライ麺の方が安心して食べられるといえます」(郡司さん)

市販のノンフライ麺の中でも、オーサワジャパンの『ベジ玄米ラーメン』は、
化学調味料や「かんすい」などの添加物も未使用で、「優れものです」と郡司さんも太鼓判を押す。

かんすいとは、中華麺のコシや風味を出すために使われる添加物で、できれば避けたいと垣田さんも口をそろえる。

「塩湖の水を使用した天然のかんすいは塩類に炭酸ナトリウムしか含みませんが、
加工食品に用いられているのは、人工的に作られたかんすいで、『リン酸塩』を含んでいます。
リン酸塩は過剰摂取するとカルシウムの吸収が抑制され、骨粗しょう症や腎機能の低下、
甲状腺機能に悪影響が出る危険性があるのです」
https://www.news-postseven.com/archives/20190228_877606.html