2011年、滋賀・大津市で中学2年の男子生徒が自殺した問題で、裁判所は、自殺といじめの因果関係を認め、元同級生らにおよそ3,800万円の支払いを命じた。

2011年、中学2年の男子生徒(当時13)が、大津市の自宅マンションから飛び降り自殺をした。

生徒の両親側は、ハチの死骸を口に入れられるなどのいじめを受けたことが自殺の原因だとして、同級生3人などに損害賠償を求める裁判を起こしたが、
同級生側は、「遊びの範ちゅうだった」といじめを否定していた。

19日の判決で、大津地裁は、自殺といじめの因果関係を認め、同級生3人のうち2人に、ほぼ訴え通りのあわせておよそ3,800万円の支払いを命じた。

生徒の父親は、「これまでのいじめ訴訟を大きく前進させるもので、画期的な司法判断だと思っています」と語った。

父親は、「今回の判決が、いじめ対策の新しい仕組みづくりのきっかけになれば」と話している。
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