機内に14時間以上缶詰め 緊急着陸の便、トラブルで出発できず
1/21(月) 10:04配信
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極寒の中で地上待機を余儀なくされたユナイテッド航空機
(CNN) 急病人が出たためカナダの空港に緊急着陸した米ユナイテッド航空の国際便が、機械系のトラブルのため出発できなくなり、乗客が14時間以上も機内で缶詰めになるハプニングがあった。

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ハプニングに見舞われたのは、米ニュージャージー州のニューアークを出発して香港へ向かっていたユナイテッド航空便。行先を変更して現地時間の19日午後9時半ごろ、カナダ東部ニューファンドランドのグースベイ空港に着陸し、乗客1人が現地の病院へ搬送された。

ところが出発しようとしたところ、機械系統の問題が発生した。

グースベイ空港には夜勤の税関職員がいなかったことから、乗客が機外に出ることはできなかった。日付が変わって20日になっても、同機は出発できないままだった。

乗客の男性はツイッターで、同機のドアが故障していて、外の気温がマイナス20度に低下する中で、乗客は機内に閉じ込められていると訴えた。何時間たっても脱出できない状況の中、食べ物も残り少なくなっているとして、この男性はツイッターでユナイテッド航空に助けを求めた。

20日朝になって、グースベイ空港からドーナツとコーヒーの差し入れが届いた。ユナイテッド航空広報によると、同航空も乗客のための食事を届け、乗員は出来る限りの手を尽くしたという。

問題が発生してから14時間以上たって、乗客はようやく同機を降りることができた。グースベイから出発地のニューアークへ乗客を運ぶため、食事を積んだ代替機が手配された。

代替機に乗り換えた乗客は、出発を待ちながら「ニューアークを最初に出発してからもうすぐ24時間になる、全員が落ち着かない気持ちでイライラがたまっている。早く飛行機を降りてこの経験を終わらせたい」とツイートした。