頭部切断されたオットセイの赤ちゃん6頭発見、 NZ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00000037-jij_afp-int

【AFP=時事】ニュージーランドで頭部を切断されたオットセイの赤ちゃん6頭の死骸が見つかり、野生生物保護当局は19日、保護動物に対する「残酷で無分別」な行為だと非難した。

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 同国の自然保護省は、南島のクライストチャーチ(Christchurch)近郊で、ツアーオペレーターによってオットセイの赤ちゃん6頭の死骸が発見されたと発表した。

 同省でこの地区を管轄するアンディ・トンプソン(Andy Thompson)氏によれば、オットセイの赤ちゃんは生後11か月と推定されたという。オットセイはニュージーランドの法律で保護の対象とされており、「この犯罪には残虐的かつ暴力的で、憂慮すべき性質があることから、警察に通報した」と述べた。

 また、切断された頭部は見つかっておらず、別の場所で何者かが6頭を殺した後、ボートから観光スポットである現場に捨てたとみられると説明。

 トンプソン氏は「サメがオットセイの頭だけをかみちぎり、体には触れないままにしたということはありえそうもない」と述べ、犯人はオットセイが魚をめぐり地元の釣り人と競合関係にあると誤解したかもしれないと指摘し、
「不幸なことに、オットセイに向けられた敵意はしばしば、人間の食用に向いている魚をオットセイが大量に食べているという誤解から生まれている」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News