スーパー販売の有毒魚「ソウシハギ」食べた3人 健康被害なし
2018年12月13日 16時15分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181213/K10011745781_1812131542_1812131615_01_02.jpg

11日に三重県大台町のスーパーで毒のある「ソウシハギ」の可能性のある魚が販売された問題で、三重県は13日、魚を食べたという3人について聞き取り調査を行った結果、健康被害がないと結論づけました。

この問題は、三重県大台町栃原のスーパーマーケット「味彩館キッチン海ものがたり」が、毒のある「ソウシハギ」の可能性がある魚2匹を販売したものです。

このうち、回収できていなかった1匹を12日夕方、三重県玉城町に住む人が購入し、家族3人で食べていたことがわかりました。

これを受けて13日午前、三重県伊勢保健所が職員2人を派遣して、このうちの1人に聞き取り調査をしたところ、「おとといのうちに家族3人で身も肝も鍋に入れて食べた。今のところ体調に問題はない」と話したということです。

三重県によりますと、ソウシハギの持つ「パリトキシン様毒」は体内に入ると主に激しい筋肉痛を引き起こし、呼吸困難などの症状で死に至ることもあるということですが、毒の潜伏期間は12時間から24時間とされています。

3人は魚を食べてすでに24時間がすぎていて、体調にも異常がないことから、三重県は健康被害はないと結論づけました。三重県は今後、さらに調査を行って詳しい経緯などを確認することにしています。

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