熊本空港へ鉄道延伸、国やJRと協議へ…知事表明
https://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20181206-OYS1T50016.html
ルート案
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20181206/20181206-OYS1I50002-L.jpg

蒲島郁夫・熊本県知事は5日の県議会一般質問で、
熊本市中心部から熊本空港(熊本県益城町)へのアクセス向上策について、
JR豊肥線三里木駅(同県菊陽町)から空港まで鉄道の延伸を目指す考えを表明した。
県などが設立する第3セクターが鉄道施設を整備し、JR九州に運行を委託する方針だ。
今後、国や同社との協議を開始し、抜本的なアクセス改善に向けた調整を加速させる。

県の構想では、三里木駅から、熊本県民総合運動公園(熊本市東区)近くに
新設する駅を経由し、熊本空港に延伸させる案を軸に調整を進める。
鉄道を延伸した場合、JR熊本駅(同市西区)から空港までは、約40分になるという。

総事業費は300億〜400億円を見込んでおり、国の補助金などを
最大限に活用して、残りを県が負担する考えだ。
延伸による増収効果が見込まれるため、完成後にはJR九州にも建設費の負担を求める方針。