インドネシアの若者の間で驚愕の新ドラッグが流行しているという。その名も「ナプキンの煮込み汁ドラッグ」だ。
英紙「Daily Mail」(11月14日付)などによると、ジャカルタやジャワ島の地元警察が、13歳〜16歳の“酔っ払った”若者複数人を逮捕。
後に、使用済みの生理用ナプキンを煮込んだ汁を飲んだと告白したという。
使用者によると、ナプキンは未使用でも使用済みでも構わず、それを1時間ほど煮込んだ汁を飲むことで“浮遊感”や“幻覚”を体験できるとのことだ。
そうした効果をもたらす成分については現在のところ諸説あり、インドネシア麻薬取締局は、ナプキンに含まれるクロリンが原因だと指摘しているが、
バンドン工科大学の化学者によると、紙おむつや生理用ナプキンに使用されている高吸水性高分子が視覚に作用したことが原因だという。
ブリトゥン島で逮捕された14歳の少年は、ナプキンを煮込んだ“苦い汁”を友人らと一緒に朝・昼・晩、1日3回も飲用していたそうだ。
この時は未使用のナプキンを使用したというが、使用済みナプキンの見込み汁の味などは想像するだけでもおぞましい。
シンガポール紙「Strait Times」(11月12日付)によると、ナプキンドラッグの存在が最初に確認されたのは2016年のこと。
今も具体的な使用者は把握されていないそうだが、2017年からその数は徐々に増加傾向にあるそうだ。
というのも、専門家のジミー・ギンティング氏によると、インドネシアにはナプキンドラッグを取り締まる法律がないからだという。
「誰が始めたのか分かりませんが、2年前に始まったものです。今のところナプキンドラッグを取り締まる法律はありません。
同様に蚊避けスプレーや風邪シロップを酩酊感を得るために使用する子どもたちを逮捕する法律もありません」(ギンティング氏)
インドネシア紙「JawaPos」(11月6日付)によると、ナプキンドラッグは安価なドラッグとしてストリートチルドレンを中心に広がったそうだ。
現状では彼らを取り締まることはできないが、麻薬取締局は子どもたちへの教育を通して改善していく見通しだという。
ナプキンドラッグの詳しい成分・効果・副作用は現在調査中だ。いくら合法とはいえ、今後恐ろしい副作用が発覚するかもしれない。決して真似しないで欲しい。

https://tocana.jp/2018/11/post_18751_entry.html