ヤマトホールディングス(HD)は12日、米ヘリコプターメーカーのベルヘリコプターと、物資輸送専門の無人航空機(ドローン)システムの開発で協業すると発表した。
両社の持つノウハウを生かして機体開発を進め、来年8月までに実用化を目指す。
ベルは、民間用ヘリを世界で初めて実用化し、米国内での納入実績は1500機を超える。
ヤマトHDは物流のノウハウを生かし、荷物を入れる容器を中心に開発を担当する。
試作機は、2枚の翼に計4台のプロペラを配しており、荷物の搭載重量は35キロを想定している。
ヤマトHDは、ドローンを活用した空輸システムの構築により、新たな需要創出につながると見込む。
各家庭に荷物を届ける宅配や小口配送ではなく、「重量数十キロの荷物の配送を多頻度で行う」(広報担当者)活用を想定している。
ベルは、ドローンの市場について、物流分野が有望とみており、機体開発で物流業者のニーズを取り込む狙いがある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000570-san-bus_all