ベートーヴェン、ヴェネツィア、ヴァイオリン…日常生活の中で「これ、ヴェだったんだ」、「これヴァなの? バでいいじゃん」と思ったことはないだろうか。なんとなく発音が違うんだろうな、とは思っても、明確にはわからない。

■「ヴ」はいらない?
しらべぇ編集部は全国の20代〜60代の男女600名を対象に「ヴ」について調査したところ、22.0%の人が「ヴは日本語にいらないと思う」と回答。

日本語ではあまり使わない上に「バ行」で代用できるため、いらない気もする。「ヴ」が正しく発音できる日本人はかなり少ないという話もあるのだ。

そこで、なぜいらないと思うのか話を聞いてみることに。

■ブでいいんじゃないの?
「ブ」で代用ができる、変換が面倒くさい、読めない…との意見があがっている。

・変換が面倒くさい。Vを打つのに慣れていない



・ブで代用できると思う



・表現をする場に乏しいから(使う頻度がかなり少ない)。また、読み方に困る



・日本語の発音に上の歯で下唇を噛む言葉が少ない。外国語は日本語に直すべきである



・外国語でVで始まる言葉にヴを当てはめると思うけど、無理やり当てはめる必要性はないと思う。ヴァイオリンはバイオリンでも、別に大した問題ではない気がする



■差別化に必要
しかし一方で、必要と考える人も多く存在する。

・バイオリンは、ヴァイオリンのほうがしっくりくる



・より外国語の発音に近くなるから



・やっぱり言葉はちゃんと使いわけるべき。「ブ」と「ヴ」は全く違う



・変換するのも、別に手間は変わらないし



不必要と回答した人たちとは真逆の理由が多いのだ。個別の感覚によって、違いが出てくるのだろう。

ただ、「今日はヴィトンのバッグを持って、ヴィレッジヴァンガードで買い物をして、夜はルーズヴェルト・ゲームを観てベートーヴェンを聴きながら寝るんだ」…なんて文章は、文字にすると読みにくい気がするかも。

https://sirabee.com/2018/07/29/20161670111/