[東京 8日 ロイター] - 西日本を中心にした記録的な豪雨で、土砂崩れや河川の氾濫が広範囲で発生している。共同通信によると、死者は62人、安否不明は40人以上にのぼり、
23府県の430万人に避難指示・勧告が出ている。政府は8日、非常災害本部を設置し、安倍晋三首相は「機動的に態勢を強化し、救命救助や避難の誘導に全力で当たってもらいたい」と指示した。

菅義偉官房長官は8日の記者会見で警察、消防、自衛隊、海上保安庁の救助部隊が5万4千人の態勢で捜索活動に取り組んでいると説明。孤立している地域を中心にヘリコプター41機を投入しているとした。

そのうえで、激甚災害指定について「関係省庁が早急に被害状況の把握に努める。被災自治体が安心して復旧できるような態勢を取る」と述べ、政府として出来る対応は迅速に行う姿勢を示した。

8日午前現在、気象庁は高知県、愛媛県、岐阜県に大雨の特別警報を出している。また、共同通信によると、倉敷市真備町地区では8日午前現在、千人以上が浸水した建物の屋上などに取り残され、
孤立状態になっている。
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