北朝鮮が19日、平昌五輪への芸術団派遣で、事前視察団7人を20日に韓国に送ると通知しながら夜に突然、中止を伝達し、20日には再度21日の訪韓を通達した。北朝鮮が
方針を二転三転させたのは、韓国で否定的世論が高まっていることへの揺さぶりだとの見方もある。
 韓国内では、芸術団受け入れが金正恩体制の宣伝につながるとの批判が強い。玄氏が金委員長の元恋人だという過去の噂を蒸し返す報道も目立ち、北朝鮮の態度はこうした世論
への牽制との見方も浮上している。
 北朝鮮の宣伝サイト「わが民族同士」は20日、韓国で北朝鮮の滞在費負担が国連制裁に違反するとの指摘が出ていることに「軽はずみな言動が関係改善の種火を消し得ること
を肝に銘じるべきだ」と非難した。
http://www.sankei.com/world/news/180120/wor1801200021-n1.html