「日本の損失だ」夫婦別姓問題で国を提訴!サイボウズ社長を驚かせた弁護士の"ロジック"とは

9日、東京地裁に現れたサイボウズの青野慶久社長。「名前が変わるという精神的ストレスだけではなくて、
経済合理性から見ても日本の損失になっていると訴えたい」「通称使用で困っている方々、別姓にした方々の旧姓に法的な根拠を与えてほしい。
それだけでたくさんの人が救われる」として、国を提訴したのだ。

 2001年、結婚を機に妻の姓にした青野氏。男性が女性の姓に変えるケースは全体の4%ほどだというが、「世の中には旧姓で働き続けている人がたくさんいるし、
『青野』を使い続けようと思っていた。妻が変えたくないと言うので、じゃあ自分が変えてみようかなと、気軽な気持ちだった」。

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 結婚して姓を変える場合には、銀行口座、運転免許証、健康保険証などの名義変更が必要になるなど、様々な手続きや不都合が発生する。青野氏も様々な問題に直面した。
「銀行口座などの名前を変える手続きにウンザリしたが、びっくりしたのは証券口座。財産なので戸籍上の名前に合わせないといけないということだが、
創業社長としてたくさん株式があった私は、名義変更に81万円かかった。しかも私ではなく会社に請求が行った」。



■"左翼""日本から出ていけ"という激しい批判も
 チームやコラボレーションを支援するツールを開発してきたサイボウズ株式会社。「世界中のチームワークをよくするというのが私たちのミッション」との青野氏が説明するとおり、
手厚い育児休暇、自由な労働時間、在宅勤務、子連れ出勤制度など多様性に対応した職場環境を整備し、離職率低下を成功させた。
昨年12月8日、青野氏は「一律な残業削減から多様な個性を活かす、そういう働き方改革にシフトしていくこと。一人ひとり事情が違う。別姓の話も同じだ。
同姓にしたい人は同姓にすればいい。別姓にしたい人は別姓にすればいい。ここに選択肢があって、それぞれが自分らしい人生を歩めるようにする。それを理想にシフトしていきたい」とも語っていた。
以下ソースで
https://abematimes.com/posts/3540610