台湾で根を下ろした日本人シリーズ: 転がる石のように——作家・青木由香
今から12年前、台湾に移り住んで2年余りの日本人女性が著した一冊がベストセラーとなった。タイトルは『奇怪ねー台湾』(2005年、布克出版社)。著者は青木由香。
台湾の社会、文化、台湾人の習性を愛情とユーモアをたっぷりと交えながら日中両言語でつづったこの本は、その後も版を重ね発行部数は3万冊を超えた(同書の日本版も11年に東洋出版社から刊行)。
その後も青木は台湾カルチャーの水先案内人として日台双方で著作を発表し続ける一方、日本メディアの台湾取材の現地コーディネーターとしても異彩を放ってきた。現在は日本のラジオのパーソナリティー、
台湾で雑貨店の店主も務めるマルチタレント・青木由香の14年余りの足跡を追ってみた。
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