1/7(日) 14:43配信
Web東奥
2017年度の県内の猫の殺処分数が11月末時点で529匹となり、16年度の同時期を144匹上回ったことが、県動物愛護センター(三橋一史所長)のまとめで分かった。同センターは、
放し飼いや野良猫へのえさやりによる繁殖などで引き取り数が増えたとみており、猫の飼育方法を普及させる「ふれあいねこルーム」を昨年末に開設するなど、殺処分減少に取り組んでいる。
青森県の犬と猫の殺処分数は、同センターなどの啓発活動が奏功したこともあり減少傾向にあった。犬と猫合計の殺処分数は3409匹だった11年度をピークに、16年度は733匹まで減っていた。
一方、近年の猫人気で猫の飼育数が全国的に急増。正しい飼育方法を理解せずに猫を飼ったことで望まない繁殖が増え、17年度のセンターの引き取りも増加したと考えられるという。
16年度に県内で殺処分された猫のうち、約6割は子猫だった。同センターの担当者は、不妊・去勢手術や室内飼育の徹底などを呼び掛けており「猫の繁殖期は2月から始まり、
出産の春ごろに引き取り相談が増える。繁殖期前の今、正しい飼育方法を身に付けてほしい」と話す。
「ふれあいねこルーム」では猫と触れ合えるほか、センター職員への飼育相談もできる。1月は毎週日曜と8、10、11、13日に開く。入場無料。時間などの問い合わせは同センターへ。
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