7日朝、壱岐市の寺で、敷地内の木造2階建ての建物が全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
火事のあと、この寺に住む88歳の女性と連絡が取れなくなっていて、警察で身元の確認を急いでいます。

7日午前6時20分ごろ、壱岐市郷ノ浦町の「『玉泉寺』が燃えている」と消防に通報がありました。
消防が消火にあたり、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、寺の敷地内にある「庫裏」と呼ばれる木造2階建ての建物およそ230平方メートルが全焼し、2階の焼け
跡から1人が遺体で見つかりました。
また、寺の本堂と住居の建物の壁も焼けたということです。
警察によりますと、住居部分には、59歳の住職の男性と56歳の妻それに住職の88歳の母親の3人が住んでいて、母親は火事の1時間ほど前に、「庫裏に行ってくる」と住職
の妻に話していたということです。
火事のあと、母親とは連絡が取れていないということです。
現場は、壱岐市役所から4キロほど北の住宅が点在する地域で、警察は遺体の身元の確認を急ぐとともに火事の原因を調べています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033376641.html