カラス追い払い タカに任せて/弘前市が駆除実績報告「一定の効果」
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青森県弘前市は17日、市立観光館でカラス対策連絡協議会を開き、4〜10月のカラス駆除実績を中間報告した。
猟銃による駆除は252羽(昨年同期比6羽増)、箱わなでの捕獲数は115羽(同29羽増)だった。
本年度から試験的に実施しているタカによる追い払いの結果も示し「一定の効果がある」と説明した。
協議会には弘前公園や弘前駅周辺の町会関係者ら委員約30人が出席した。

タカを使った追い払いは今月9〜16日に計4回、カラスのねぐらとみられる同市野田の健生病院跡地や本町、
南塘町周辺などで実施した。鷹匠(たかじょう)がタカ1羽を腕に留まらせた状態で歩くと、
カラスが電線から飛び立ち別の場所へ移動し、市担当者は「一定の効果はあった」との考察を示した。
本年度中にさらに8回、同様の対策を取り、効果を検証していくという。

また、これまで猟友会が班ごとに分かれて行っていた猟銃による駆除は、8月から試験的に班の枠組みを外し、
全体で捕獲する体制を取ったと説明。市側は「今後も駆除の実効性を上げられるように工夫したい」とした。