近年、乱獲や生態系の変化による個体数の減少が問題となっている魚。広大な海だけでなく、より身近なスーパーの魚売り場でも魚は姿を消していた! 
見慣れたはずの陳列棚が変化、消滅の危機に瀕している理由をさまざまな角度から探った。

◆鮮魚売り場がすでに消滅した店舗も

近年、「魚離れ」が叫ばれている日本の水産業。漁獲量や消費量の減少、価格の上昇など、問題は山積みだが、その波は消費者の足元にまで押し寄せている。

「ここ数年、鮮魚売り場の面積を減らしたり、売り場そのものをなくすスーパーが増えています」

そう語るのはフードコンサルタントの池田恵里氏。特に都心部の小型スーパーではその傾向が強く、取材陣が何店舗か回ってみると、
魚は精肉コーナーのなかに交じり、2種類ほどのパックが置いてあるだけという店舗がほとんどだった。

http://www.excite.co.jp/News/column_g/20171020/Spa_20171020_01413918.html
小パックの刺し身や切り身しか並んでいないスーパーも多い
https://s.eximg.jp/exnews/feed/Spa/Spa_20171020_01413918_1.jpg