北朝鮮は、国際社会による経済制裁によって、外貨稼ぎに四苦八苦している。こうした中、北朝鮮の秘密警察や朝鮮労働党は庶民がタンス預金として貯めていた外貨を絞り取ろうと躍起になっている。

韓国の大手紙、朝鮮日報は、北朝鮮当局のあこぎな手口について次のようなエピソードを伝えている。

北朝鮮の秘密警察である国家保衛省(以下、保衛省)の本来の任務は、国民の一挙手一投足を監視し、体制不安の芽を徹底的につぶすことだ。しかし、貧乏国家・北朝鮮の一部署であることから、予算は少ない。それだけでなく、逆に国家に上納金を納める義務も負っている

その上納金は、拷問で顔面を串刺しにするほどの比類なき暴力性を武器に、北朝鮮の富裕層から一般庶民に至るまで、一部の超特権階級を除くあらゆる人々から収奪するのである。いわば「恐喝ビジネス」である。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171007-00076608/