10日から交付が始まる東京五輪・パラリンピック記念のナンバープレートの事前申し込みの約7割が、
軽自動車用に偏っている。軽は通常は黄色のプレートだが、記念版では普通車と同じ白にできることが
人気の秘密のようだ。

国土交通省によると、申し込みは9月4日から30日までに2万4300件あり、約7割の1万7604件が軽用だった。
本来の軽用の黄色いプレートには、すぐに軽だとわかって「格好悪い」という声が根強くある。今春から交付の20
19年のラグビーワールドカップ(W杯)の記念プレートも同様に白地にできることから、軽自動車の利用者に人気
となっていた。

今回は特に、全体にカラフルな図柄が入るデザインへの申し込みが4455件なのに対し、右上に大会エンブレムを
あしらっただけの白地が目立つデザインが1万3149件を占めた。

「黄色プレートがこれほど不人気だとは思わなかった」と国交省の担当者。「動機はどうであれ、街に五輪のエンブ
レムをつけた車が増えることは、大会機運の高まりにつながる歓迎すべき現象」と話す。

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