東京都議選(定数127、7月2日投開票)前のラストサンデーとなった25日、自民党対都民ファーストの会の勢力争いの中で、苦戦が予想される民進党の蓮舫代表(49)は
、党顧問の海江田万里氏(68)とともに新宿3丁目で街頭演説を行った。

 安倍政権が起こした森友学園、加計学園の「もり・かけ疑惑」について、「1強で作った議会の役割が機能しないから起きたのではないか」とまずは国政の問題から切り出し、
「都議会でも議論が必要なのは全く同じ」と小池百合子都知事(64)率いる都民ファの躍進に警鐘を鳴らした。


 蓮舫氏は豊洲移転問題に方向性を示したことは「一定の評価はする」としながらも、その裏付けがないことを批判
。「都知事の方向性に科学的根拠はあるか、財政はどうか。収支見通しはどうか。都民税の負担はこれ以上増えないのか。
都民の立場に立って議論をするのが議会。都知事の言うことにただついていくだけではこれまでの失政をまた繰り返すだけです」と都民ファをけん制。
「(豊洲整備費の)3600億円の借金は築地を売って返す予定だった。小池都知事は築地を残すと言っている。では誰が返すのか。答えは2つしかない
。借金か増税。小池都知事はこのことについて一切説明していない。ならば議会で問わせて頂きたい。国政で1強政治を是としている自民党にそれは望めない。都民ファは小池さんに反対の意見は言えない。
だから皆さんの代わりに是々非々で、しっかり議論できる人を選ぶのが今回の選挙」と訴えた。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170625-00000161-sph-soci