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2024.04.26

近年、価格が高騰している漫画家のサイン色紙。オークションの様子をのぞいてみると、有名作家のサインや原画には海外からも高額入札が相次いでおり、「漫画」の芸術的価値が高まっているのは喜ばしいことだが、同時に贋作の問題が拡大している状況だ。世界中にファンを抱える鳥山明さんの急逝が発表された際には、オークション・フリマ系のサイト&アプリで多くの出品があり、中には素人でも贋作と判断できるものも少なくなかった。

そんななか、『うしおととら』や『からくりサーカス』などのヒット作で知られる藤田和日郎氏が自身のXに「はっはっは、どこだかで売ってるニセおれのサイン、絵柄も字体も覚えたぞー。常習か。 おれはそんなに線がキレーじゃねえんだ。ばあか。ψ(`∇´)ψ」とポスト。販売サイトやアカウント名などの特定は避けつつ、「覚えたぞ」と警告している。普段は見られない挑発的な口調だが、自身の名前を騙るだけでなく、心血を注いできた「絵」まで愚弄するような行為に怒りが込み上げないわけがない。

があり、ファンも慎重に考えたいところだが、SNS時代、本人の目にとまるケースは今後も増えていくだろう。実際、アニメ化で大ブレイクを果たし、実写映像化も発表されている『【推しの子】』で作画を担当する人気漫画家・横槍メンゴ氏も3月下旬、自身のXにて、ネットオークションに出品されたサイン色紙について「偽物です!」と反応。20万円で落札済みのサイン色紙について、ファンが贋作の可能性を指摘したポストを引用したもので、不審な点が多かった。他にも複数の出品があり、ファンに警鐘を鳴らしている。

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