滝沢秀明氏率いる『TOBE』所属の全アーティストによるライブ『to HEROes~TOBE 1st Super Live~』が3月14~17 日の4日間行われ、22万人を動員した。

出演者は元『V6』の三宅健、元『Kis-My-Ft2』の北山宏光、元『King & Prince』の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太による新グループの『Number_i』。そして、旧ジャニーズ事務所時代に「タキニ」(滝沢氏のお気に入り)の筆頭にいた『IMPACTors』改め『IMP.』。”舞台班”の一人としてミュージカルを中心に活躍していた大東立樹(おおひがし・りつき)。”ジャニーズJr.”を彷彿とさせる研修生・TRAINEEらだ。公演途中、研修生から選抜された11歳~13歳の『wink first』なる5人グループのお披露目もあった。

「一言で言うなら、”まんまジャニーズ”でした」

そう語る公演を観たという『Number_i』のファンの一人は、

「ファンとしては、待ちに待ったライブでしたからエネルギーが溜まっていたんです。最初、モニターにスマホで撮っていいっていう表示が出たので、みんな動画を撮影することに夢中でした(笑)。でも、全体的に観客の歓声は小さめだったかもしれません。

そんな中、圧倒的に歓声が多かったのは『Number_i』の平野くん。カレの姿がモニターに映し出されたときはギャーッという大歓声が上がりました(笑)。私の周りも『Number_i』の団扇や、昔のキンプリのグッズだったペンラ(イト)を持っていた子が多かったと思います。でも3人を見るのはやっぱり複雑で、モヤモヤする気持ちがゼロだったかと言えば嘘になります」

などと複雑な胸中を語ってくれた。

「推し以外の時間はトイレタイムのような……」

そして、話を聞いた観客たちの中で最も多かった声は、

「推しの出演が終わると席を立つ人がすごく多くて、トイレタイムになっちゃっている感じでした。特に、三宅くんや北山くんの曲の時間になると、観客席の若い子たちがゴソッと席を立つといった具合で。登場メンバーが変わるたびに、盛り上がっていてもプツリと途切れる感じで……。

理由ははっきりしていて、推し以外の人の曲は、その日初めて聴く曲ばかりなので盛り上がりたくても盛り上がれないんです。『V6』やキスマイの曲を1曲でもやってくれれば違ったんでしょうけど……」(前出ファン)

では、その三宅や北山のファンはどう見たのだろう。

「カウコン(カウントダウンコンサート)などを除けば(三宅)健くんにとって会場の東京ドームは初めて踏むステージです。『V6』時代、単独でのドームコンサートはありませんでしたから感慨深かったと思います。でも、バックに誰か付いてくれたわけではないので、たった1人の舞台でアウェー感というか、ステージの広さを持て余していたようなところはありました。

健くんは何度も客席を煽って、声を出すように言っていましたが『TOBE』に移籍してからの曲しか歌わなかったために若いファンの子たちはノリが悪かったです」(三宅健のファン)

では、北山のファンはどうか。

「みっくん(北山の愛称)はもともとMCの名手ですから、ファンへのメッセージの届け方がすごく上手でした。それは全アーティストが認めるところだったと思います。オープンカーに乗って登場するなどパフォーマンスもド派手でしたけれど、みっくんがリードボーカルだったキスマイ時代の曲を歌わなかったので、やっぱり盛り上がりはイマイチでした」

そんな中、会場がザワついたのが、11 歳~13歳の『wink first』がお披露目された瞬間だったという。5人は昨年12月24日に行われた『TOBE』のYouTube生配信『とべばん』で、オーディション生として紹介された面々だ。

「みんな、すごく身体が小さいんです。これから身長も伸びるし、声変わりもするのでしょうけれど、あんな子たちを観るのは久しぶりだねって、友達のジャニヲタもみんな、ちょっと苦笑いしていました。

ジャニーズJr.の子たちとイメージが重なる部分も少なからずあるので、『少し心配』と話す子もいました。『これじゃ、やっていることは旧ジャニーズと変わらないって思う人もいるかもしれない』って」(前出の三宅健ファン)

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