https://news.yahoo.co.jp/articles/76a97b2f301334dddf996559eb67e8c2e6a18b8a

芦原さんが主張した改変 王道の展開に変更、“別人”に変更されたキャラ、“作品の核”大幅削除

 昨年10月期にドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者である漫画家・芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名松本律子=まつもと・りつこ)さんが29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。50歳。兵庫県出身。自殺とみられている。

 26日にSNSで「…田中さん」のドラマ脚本を巡るトラブルを公表したばかりだった。

 芦原さんは26日のSNSで「毎回、漫画を大きく改変したプロットや脚本が提出されていた」と主張していた。

 あえてセオリーを外して描いた展開を王道の展開に変更される、個性の強い各キャラクターが別人のようなキャラに変更される、作品の核として描いた社会問題のシーンが大幅に削除されたことなどを挙げた。

 「ドラマ化を今からでもやめたいぐらい」と訴えたほどで、自ら加筆修正して1~7話はほぼ原作通りの脚本が完成した。

 ドラマ制作側の窓口はプロデューサーのみで、ドラマ化の条件がどのように脚本家や監督、スタッフに伝わっていたかを知るすべはなかったという。

 自ら手がけた9、10話の脚本は「見よう見まねで書いた」とし「力不足が露呈する形となり反省しきり」とつづった。