12/14(木) 10:00配信

神戸新聞NEXT



■制作側の資金力低下を嘆く

 時代劇研究家、春日太一さん(46)の講演「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」が、兵庫県の赤穂市民会館(同市加里屋中洲3)であった。
春日さんは、忠臣蔵作品が作られなくなった理由について、制作側の資金力低下が理由と指摘。その上で「今の時代でも面白い作品はつくれる」と訴えた。

 忠臣蔵の普及啓発を目指す「赤穂義士会」の主催。春日さんは東京出身で時代劇や映画、
テレビドラマの変遷を研究し、「忠臣蔵入門」「大河ドラマの黄金時代」などの著書がある。講演会には、市民ら約100人が参加した。

 忠臣蔵の認知度の低下は、同市でも課題となっている。春日さんによると、パロディーを除く本格的な忠臣蔵作品は、映画で1994年、テレビで2010年以降作られていない。


■大人気俳優に期待
https://news.yahoo.co.jp/articles/be46799c9397a54f8d84323bce180df5adfaf035