代理人のバレロ氏が大谷側から全額後払いの提案もあったと明かす
 

ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を結んだ大谷翔平投手の代理人、ネズ・バレロ氏が11日(日本時間12日)、異例の契約の舞台裏を語った。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の単独取材に応じ、大谷から全額後払いの提案があったことも明かした。

 プロスポーツ史上最高額となった今回の契約。平均年俸7000万ドル(約101億5000万円)となり、通常なら球団の財政をひっ迫させ、贅沢税の課税ラインにも大きく影響する。そのため、大谷側から提案し、総額の97%に当たる6億8000万ドル(約994億円)を後払い。年俸200万ドル(約2億9000万円)で来季から2033年まで臨むことになった。

 バレロ氏は当初、大谷から全額後払いの提案があったことも明かした。MLBとMLB選手会の間で結ばれている労働協約を確認。唯一の規定は最低年俸74万ドル(約1億1000万円)を選手に支払うことで、後払いに関する規定はないことを発見した。バレロ氏は大谷の提案を驚かなかったという。

「誰も驚くべきではない。彼のやることは全てが唯一無二で、完璧によく考えられている。このレベルまで来て、チームと街を助けたいと考え、『(お金は)自分には必要ない』と言う人がいるだろうか? 誰もそんなことは言わないし、彼のような人はいない。他人のことを考える典型的な思考で、純粋な思いからくるものだ」

12/12(火) 18:59 フルカウント
https://news.yahoo.co.jp/articles/155116db3d807dc3169569dbbdd358f4b6322dea