全国選手権大会に9回、インターハイに13回出場し、1999年にはインターハイ優勝に輝いたこともある高校サッカーの名門・千葉県立八千代高校。
同校サッカー部の30代半ばのA監督が今年6月に女子マネージャーが使う更衣室に小型カメラを仕掛けて盗撮したとして、監督を解任されていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。

サッカーの強豪校で起きた前代未聞の“事件”

 八千代高校は昭和27(1952)に創立。「文武両道」を校訓に掲げ、千葉の県立高校としては唯一の体育科を設けている。

 数ある運動部の中でもサッカー部は県内屈指の強豪。元日本代表の羽生直剛や米倉恒貴など多数のプロ選手を輩出している名門だ。

 そんな八千代高校で前代未聞の“事件”が起きていた。生徒の保護者が語る。

「実はサッカー部の監督がわいせつ行為をしてクビになったのです」

 きっかけは今年6月末。「女子マネージャーが使う更衣室の蛍光灯の部分に小型カメラが仕掛けられていた」(サッカー部関係者)ことが発覚。
夏休み明けに全校生徒が集められ、都丸輝信校長からこう説明があったという。

「カメラを仕掛けたのはサッカー部監督のA先生でした」

八千代高校に取材を申し込むと…
 9月4日には臨時の保護者会も開催された。在校生が言う。

「事件後、A先生は監督を外れました。今は学校に来ていません。別の先生からは『実家でお休みになっている』と聞いています」

 監督が女子マネージャーを盗撮するという衝撃的な事件。サッカー部の湯浅秀観部長を直撃すると、

「えーっと、そのことにつきましては教頭が窓口になっていますので。ちょっとお答えが……。イエスもノーもお答えできませんので」
「監督の方は別の者に変わっています」

 などと話した。

学校側は責任をどう考えているのか。改めて八千代高校に取材を申し込むと、柳橋宏昭教頭が「学校としてはお答えできない。県教育委員会に判断を一元化している」と答えた。

 その千葉県教育委員会にも見解を求めたが、「個別の事案にはお答えしない」と回答するのみだった。

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、八千代高校で起きた「サッカー部監督の女子マネージャー盗撮事件」を詳報している。
A監督の人物像、事件の経緯、サッカー部部長との詳しい一問一答に加えて、昨年11月に発生した別の教員による“もう1つの盗撮事件”についても報じている。

9/19(火) 18:22配信 文春オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/61a77df873ee52ae16fe023aaba09ef5359175ff