南米コロンビア出身で「南米のピカソ」とも呼ばれた芸術家フェルナンド・ボテロさんが15日、モナコの自宅で死去した。91歳だった。肺炎で数日前から体調を崩していた。コロンビアのメディアなどが報じた。

 1932年4月、コロンビア中部メデジン生まれ。10代で絵画の道に進むことを決意し、スペインなどで学んだ。60年代ごろからふくよかな人物画を本格的に描き始め、70年代からは彫刻家としても活動。作風は「ボテリズム(ボテロ主義)」と呼ばれ、スペイン出身の巨匠パブロ・ピカソにもなぞらえられた。

 昨年には日本でも個展が開催。コロンビアのペトロ大統領は3日間の服喪を宣言した。(共同)

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230916/k00/00m/040/101000c
2023/9/16 14:52