元エンゼルスのブラディッシュが規定到達、防御率3.03で2位に登場した
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

 エンゼルスの大谷翔平投手が、最優秀防御率争いでトップに0.14差まで迫っている。防御率2.69で首位を快走していたネイサン・イオバルディ投手(レンジャーズ)が規定投球回に未達となり、争いから一時的に脱落。トップが防御率3.03のゲリット・コール投手(ヤンキース)に変わった。

 20日(日本時間21日)に行われたレンジャーズ-ブルワーズの一戦を終えた時点で、右前腕部の張りで7月後半から負傷者リスト(IL)入りしているイオバルディが、規定投球回を下回った。復帰して再び規定に乗れば可能性を残すが、ランキングからは名前が消滅した。

 また、この日に先発登板したカイル・ブラディッシュ投手(オリオールズ)が、規定投球回に到達し、防御率3.03で2位に登場した。エンゼルスの有望株だったが、2019年12月にディラン・バンディ投手とのトレードで移籍。昨季デビューしたばかりの伏兵が、タイトル争いに現れた。

 大谷は、20日(同21日)の時点で防御率3.17。トップとは1回の先発登板で入れ替わるほどの僅差につけている。被打率.185は現在1位で、防御率との2冠になれば、サイ・ヤング賞争いにも顔を覗かせそうだ。次回登板は23日(同24日)の本拠地・レッズ戦に決まっており、好投が期待される。

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