2023年07月26日 13:30

 DeNAの阪口皓亮投手(23)とヤクルトの西浦直亨内野手(32)の1対1の交換トレードが26日に決まり、両球団から発表された。
 阪口は、高卒(北海)6年目で1メートル88の右腕。長身から投げ下ろす最速154キロの直球が武器で、今季はイースタン・リーグで中継ぎ中心に23試合30イニングを投げ、3敗1セーブ、防御率6・00の成績を残している。

 だがヤクルトでは、将来的に先発陣の一角に入ることを期待される。右腕は昨年まで1軍での登板はすべて先発で、21年4月4日の広島戦(横浜)では、開幕から6連敗後の三浦大輔監督就任初年度初勝利に、自身プロ初勝利で貢献した。1軍通算は15試合2勝6敗、防御率5・31。

 西浦は、大卒(法大)10年目の経験豊富な内野手の「オールラウンダー」。今季は1軍で6試合12打数2安打、1打点、打率・167と出場機会は少ないが、通算571試合に出場し、38本塁打と長打力もある。遊撃を中心に二塁と三塁も守れて、DeNAでは、宮崎、牧の負傷時のバックアップとして期待される。

 今季中の国内フリーエージェント権取得が見込まれるが、25年ぶりのリーグ優勝を狙うチームの補強ポイントと合致した。

 シーズン中に同一リーグでのトレードは異例。しかも、2日後の28日から対戦するチーム同士。それでも両球団の思惑が一致したことで今月末と期限が迫る中でのトレード成立となった。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/26/kiji/20230726s00001173373000c.html