【ローマ=倉茂由美子】イタリア国営放送RAIは17日、日本で開かれている水泳の世界選手権の中継で性的発言を繰り返したなどとして、男性リポーターと解説者を帰国させ、懲戒処分の手続きに入ったと発表した。

 2人は17日の女子飛び込み競技の中継で選手の体形を比較し、「どうせベッドの上では同じだ」などと性的な発言をした。巻き舌が苦手な中国人の発音をまねして笑った場面もあり、人種差別とも指摘された。

 SNSで批判が殺到し、同局が処分に向けた調査を開始した。リポーターは別の伊メディアに対し、「放送中だと気づかなかった。本意ではない」と釈明したという。

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