クリスティアーノ・ロナウドに続き、カリム・ベンゼマやエヌゴロ・カンテなど大物選手が次々に参戦しているサウジアラビアリーグに、日本の至宝は目もくれなかったようだ。

 6月30日、スペインの大手紙『AS』が、レアル・ソシエダの久保建英に対し、サウジアラビのアル・ヒラルが4年で年俸総額1億6000万ユーロ(約240億円)の“目もくらむようなオファー”を出したと報じた。

 ただ、同紙は「契約解除金6000万ユーロの支払いも伴うオペレーションで天文学的な数字を提示されたにもかかわらず、アラブクラブのオファーを受け入れかった」と伝えている。

 この決断に改めて賛辞を贈ったのが、スペインメディア『GOL DIGITAL』だ。「この日本人アタッカーは数百万ドルという大金を獲得する絶好の機会を掴んでいたが、献身と良いサッカーのためにサン・セバスティアンに残ることを選んだ」と伝えている。

「タケ・クボが経験した4つのスペインのチーム(マジョルカ、ヘタフェ、ビジャレアル、レアル・ソシエダ)の中で、彼が最も良い成績を収めたのは間違いなくサン・セバスティアンのチームだった。一番良いのは、22歳と若いため、彼のレベルはまだまだ期待できるということだ。だからこそ、彼らはまだエリートリーグに残りたい。この環境こそがアラブサッカーからのオファーを拒否するのが都合が良いと考えた理由だ」


 同メディアは「(リオネル・)メッシを望んでいたチームは、クボをレアル・ソシエダから退団させることも望んでいた」と指摘。「この日本人アタッカーはアルゼンチン人と同じポジションでプレーしているが、違うのは彼がはるかに若いことだ。しかし、彼はアラブの首長たちにもノーと言った。どうやら、22歳の若者は自分のレベルとサッカーのステータスを優先しているようだ」と続けている。

「彼らがアジアの国から送ったオファーは4シーズンで1億6000万ユーロだった。つまり年間4000万ユーロだ。さらに、レアル・マドリーがその半分を受け取る予定となっている6000万ユーロの契約解除条項があったため、レアル・ソシエダは大金を稼げた。だが、彼らはタケ・クボと同じ考えで、日本のスターを維持することを望んだ」

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7/2(日) 17:17
SOCCER DIGEST Web

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