秋田市の外旭川地区で整備が検討されている新たなスタジアムについて、市は2026年度に工事に着手できるよう全力で取り組んでいくという意向を示し、書面をブラウブリッツ秋田に提出した。
 
 秋田市と事業パートナー「イオンタウン」は、外旭川地区のまちづくり構想の核の1つである新たなスタジアムについて、民間が整備し民間が運営する方式をとり、J2基準を満たした屋根付きの全天候型で検討している。

 秋田市は6月23日、Jリーグ側から秋田県と市に対し、建設に関する意向を確認されたことを明らかにし、28日、Jリーグに全力で取り組む意向を示し、書面をブラウブリッツ秋田に提出した。

 書面には、市が経費面で支援したいとし、2026年度には工事に着手できるよう県とともに進めていくと記されている。

 ブラウブリッツは、県からも意向が記された書面を受け取っていて、6月中にJリーグに提出することにしている。

 ブラウブリッツのホームスタジアム「ソユースタジアム」は、客席を覆う屋根の面積が足りないなど、Jリーグの求める基準を満たしていないが、基準を満たしたスタジアムを建設することを条件に、チームにクラブライセンスが交付されている。

 ブラウブリッツは、今回の市と県の意向を受け、来シーズンのJ1ライセンスを申請することを決めているが、Jリーグは、今後交付するかどうか、9月に判断する。

 新たなスタジアムは、ブラウブリッツ秋田が中心となって設立する会社が事業主体となって整備される予定で、今後規模などを具体化させ、方針が示される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4a0d16054661d3f3e40b6f3afa4e99d14ce50b3