スポニチ[ 2023年5月28日 17:13 ]
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東京六大学野球春季リーグ戦最終週第2日 2回戦 慶大15―1早大 ( 2023年5月28日 神宮 )

早慶戦では1967年秋の17―5、87年春の13―1の12点差を上回る14点差をつけて圧勝した慶大。早大投手陣の12四死球があったとはいえ18安打を浴びせて記録更新を果たした。

最後まで手綱を緩めなかった堀井哲也監督は「きのうの反省からスタッフ、選手が準備してくれた結果です」と浮かれることなく淡々と話した。

1回に3連続四球から押し出しで先制。その後もタイムリーを浴びせ4点を先制。2回にも連続四球から4連続長短打で一挙5点と2回で9点をリードする展開。先発した谷村然(4年=桐光学園)も「初めは緊張したけど点を取ってもらったのでリラックスして投げられました」と7回を1失点でまとめた。捕手として谷村をリード、バットでは2安打5打点の宮崎恭輔(同=国学院久我山)は「昨日はチャンスで走者を還せなかったので、きょうは甘いボールを積極的にいきました」と5番の重責を果たし安堵の表情を受かべた。

前日が2万6000、この日が2万3000とスタンドからの応援も通常に戻った。「スタンドからの応援の圧を受けながらやれる。この環境で野球ができるのがうれしい」とバッテリーは声をそろえた。外野席までファンで埋まった早慶戦。「連勝して勝ち点を挙げて終わりたい」と指揮官はラストゲームに決意を口にして会見を締めた。