アスレチックスは7日(日本時間8日)、メジャー通算209勝した左腕バイダ・ブルー氏が死去したと発表した。73歳だった。

 ブルー氏は1969年にデビュー。大きく右足を上げるモーションから繰り出す快速球を武器に1970年のツインズ戦でノーヒットノーラン達成。1971年は39試合に先発し312イニングで24勝8敗、301奪三振。リーグ1位の防御率1・82をマークしてアスレチックスを地区優勝に導きMVPとサイ・ヤング賞を受賞。この年からスタートしたアスレチックスの地区5連覇、1972から74年のワールドシリーズ3連覇に大きく貢献した。

 1978年は移籍したジャイアンツで71年に次いで2度目、史上初の両リーグからのオールスター戦先発投手になった。1986年限りで引退するまで通算209勝162敗だった。

 ユニホームの名前に通常の姓のBLUEではなく名前のVIDAを使用したことでも知られており、以後名前を付けたのはイチローまで表れなかった。

報知新聞社
https://hochi.news/articles/20230508-OHT1T51016.html
2023年5月8日 4時55分
スポーツ報知