J1の浦和と名古屋は10日、豊田スタジアムで9日に行われた名古屋戦で浦和サポーターによる違反行為が複数確認されたと発表し、波紋が広がっている。

 名古屋によると、立ち入り禁止エリアへの侵入、警備員への頭突きや胸ぐらをつかむなどの暴力行為、名古屋サポーターへの威嚇行為、
禁止エリアの横断幕撤去を行おうとするスタッフや警備員に対する威嚇や恐喝発言などがあった。

 これを受けて浦和側は「このような事態を招くこととなり誠に申し訳ございません。
名古屋グランパス様、被害に遭われた方をはじめ、関係される全ての方々に心から深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

今後は「違反行為の行為者に対し、さらなる聞き取り調査等を含む事実確認を進め、入場禁止を含む処分の検討を進めてまいります」との方針を示した。

 浦和サポーターによる問題はこれまで頻発しており、昨季は新型コロナウイルス感染対策違反により浦和に罰金処分が科され、
その際には再発の場合に無観客試合や勝ち点剥奪の厳罰も浮上するなど物議を醸した。

 またもや〝愚行〟が繰り返されたことで、他クラブからも厳しい声が上がっている。「カタールW杯が盛り上がってライト層のファンが関心を持っているのに、こういうことがあると『スタジアムは危険な所』と客足が遠のきかねない」と在京Jクラブ関係者。
また「浦和戦の時は警備態勢の見直しもしないといけないかも」と指摘する声も。浦和サポの〝暴走〟を止めるには、もはや厳罰しかないのだろうか。

4/11(火) 0:06配信 東スポWEB
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