4/10(月) 10:13配信 日刊スポーツ

 嵐相葉雅紀(40)主演のTBS系スペシャルドラマ「ひとりぼっち-人と人をつなぐ愛の物語-」が9日に放送され、平均世帯視聴率が9・6%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・7%だった。

 同作は、21年4月4日に亡くなった橋田壽賀子さんと同局系人気ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」でタッグを組んだ石井ふく子プロデューサー(96)が3年ぶりに手がけた新作。命日近くの放送で、橋田さんにささげる愛の物語となった。

 劇中で、杉信也(相葉)は、建築士の資格を持ちながらも水道メーター検針員として働く青年。信也は誰にも言えない辛い過去を抱えていた。それは、15歳で両親も家も失い、その数年後には大好きだった姉までもが病気で急死してしまったことだった。1人取り残された信也は目標を失い「自分はひとりぼっち」と心を閉ざして生きていた。そんなとき、友人に誘われて訪れたおにぎり専門店「たちばな」で亡くなった姉にそっくりな店主・立花香(坂本冬美)と出会った。

 数日後、アパートの検針をしていた信也は先日「たちばな」ですれ違った千秋(上戸彩)と再会。そして香や従業員の聡美(一路真輝)に徐々に心を許し始めた信也は「たちばな」に通うようになった。「たちばな」には、声優を目指す青年・松本(仲野太賀)ら出身も仕事もバラバラな常連客がたくさんいた。時におせっかいとも思える彼らとのやりとりが信也の心を解きほぐしていった。

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