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1回2死、先発・藤浪晋太郎(手前)の前に第1打席は一ゴロに終わった大谷翔平(カメラ・泉 貫太)

大谷翔平VS藤浪晋太郎、1打席目は一ゴロ 藤浪初回3者凡退2Kの好発進、最速は159キロ
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◆米大リーグ アスレチックス―エンゼルス(1日・オークランドコロシアム)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が1日(日本時間2日)、今季2戦目となる敵地・アスレチックス戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。対するアスレチックスは、先発のマウンドにメジャーデビュー戦となる藤浪晋太郎投手(28)が上がった。大谷の初回2死走者なしの1打席目は一ゴロに打ち取った。藤浪は初回3者凡退の好発進。最速98・7マイル(約158・8キロ)をマークした。

 高校時代からしのぎを削ってきた2人の同学年対決。10年ぶりの対決は、初回に巡ってきた。藤浪は先頭のウォードから空振り三振を奪い、続くトラウトも空振り三振を奪った。大谷はボール、空振りから3球目のスプリットを打たせて打ち取った。

 大谷は3月30日(日本時間31日)、開幕戦の敵地・アスレチックス戦に「3番・投手、指名打者」でフル出場。投げては6回で93球を投げ、2安打無失点、毎回の10三振の好投を見せ、最速は100・7マイル(約162・1キロ)をマークしたが救援陣が逆転を許したため白星をつかむことは出来なかった。打っても3打数1安打。打球速度111・6マイル(約179・6キロ)の鋭い当たりの右前安打。藤浪との対戦へは「やることは変わらないので、久々に立ちますし、どんな球なのか分からない」と話していた。

 阪神から今季、アスレチックスに加入した藤浪は、メジャーデビュー戦。オープン戦では5試合に登板して3勝0敗、防御率3・86の成績を残して開幕2戦目の先発の座をつかんだ。課題の制球を乱して崩れることもあったが、イニング数(18回2/3)を超える20三振を奪うなど調子は上々。大谷との対戦へは「その場で投げられる喜びを感じながら、思い切ってプレーできれば。できるだけ抑えられるように、一生懸命頑張りたい」と意気込んでいた。

 オープン戦の藤浪のデビュー戦だった2月28日も、藤浪は大谷と対戦。大谷が3回途中無失点、藤浪も2回無失点と好投した。だが、投手藤浪VS打者大谷の対戦は、ともにプロ1年目だった13年5月26日(甲子園)以来10年ぶりだった。

 ◆藤浪VS大谷 藤浪の打者・大谷との初対戦は高校3年春のセンバツ。12年3月21日の1回戦で激突し、ともに先発登板し、1打席目に大谷が右翼へ本塁打を放つなど3打数1安打だった。プロ入り後は1度のみで、ともに1年目の13年5月26日(甲子園)に、大谷が2本の二塁打を放ち3打数2安打。投手としての投げ合いは、3年春の先発に加え、14年3月8日のオープン戦(甲子園)、同年7月19日の球宴第2戦(甲子園)、今年2月28日(日本時間3月1日)のメジャーオープン戦がある。