2023年1月4日 16時32分 スポーツ報知

 日本相撲協会は4日、井筒親方(元関脇・豊ノ島)の退職を発表した。同日、協会に退職届を提出していた。井筒親方も自身のインスタグラムを更新し、タレント転身することを明かした。

 「本日は、皆さんにご報告があります。私、梶原大樹は本日付で、日本相撲協会を卒業させていただくことになりました。これからはタレント『豊ノ島』として活動させていただきます」とタレントへの転身を報告。

 きっかけとして、現役引退時に「相撲界の外の方から何度かお声がけをいただき、親方としてではなく、タレントとして相撲を応援する方法もあるんじゃないか?豊ノ島だったらそれが出来る。と言っていただきました。ですがその時は親方として、力士を育てていきたいと思っていたのですが、今年私も40歳になる年を迎えます。お世話になった日本相撲協会を離れ、外から豊ノ島として、相撲界を応援し、盛り上げたいなと思っております」とした。

 豊ノ島は高知・宿毛高から、体の小さな入門希望者を対象とした第2新弟子検査に合格。170センチほどの身長ながら差し身の良さと鋭い投げで、三役を通算13場所務めた。2020年春場所を最後に現役を引退。同4月に年寄「井筒」を襲名し、時津風部屋付きの親方として後進の指導にあたっていた。

 ◇豊ノ島 大樹(とよのしま・だいき)本名は梶原大樹。1983年6月26日、高知・宿毛市生まれ。39歳。時津風部屋から2002年初場所初土俵。04年夏に第2新弟子検査で初の新十両。同年秋に新入幕。三賞は敢闘3、殊勲3、技能賞4回。金星4個。最高位は関脇で三役通算13場所。得意は左四つ、下手投げ。通算703勝641敗68休。168センチ、155キロ。家族は妻と1女。

https://hochi.news/articles/20230104-OHT1T51100.html