巨人・中田翔内野手が３日、昨季限りでの現役引退を表明した元中日・平田良介氏への思いを明かした。平田氏は大阪桐蔭時代の２学年先輩で、２００５年夏の甲子園では共に大活躍。中田は「素直に悲しいですよ」と言葉を紡ぎ始めた。

　「自分が高校に入った時はこの人を追い抜こうと思ってずっとやっていた。投げる方は辻内さん（元巨人）。絶対的エースがいたわけだから。僕としてはすごくレベルの高い目標が常にいてくれたから。投げる方でも打つ方でも。両方に関してああいう目標がいてくれた」と感謝の思いを語った。

　この日、羽田空港から自主トレ先の沖縄・石垣島に出発。いろいろな思いを胸に「今よりもっと暖かくていい環境の場所にいけるから、またしっかりやり込めるというのもあるし。始まるなという気持ちですね。気を引き締めてやっていきたいです」と力を込めた。
報知新聞社

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