スポニチ2022年12月3日 10:06
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2022/12/03/kiji/20221203s00002009229000c.html

 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は2日、1次リーグを終え、決勝トーナメントを戦う国が出揃った。日本がドイツ、スペインと優勝経験国を撃破するなど盛り上がっているが、各国の実力差が拮抗していることがデータからも浮かび上がる。

 米スポーツ専門局「ESPN」のスタッツを専門に扱う公式ツイッター「ESPN Stat&Info」によると、同一大会で勝ち点4以上を獲得しながら1次リーグで7カ国が敗退するのは史上初。C組のメキシコ、E組のドイツ、H組のウルグアイなどが勝ち点4で散った。また、1次リーグを3戦全勝の勝ち点9で突破する国もなかった。

 日本、韓国、オーストラリアとアジア3カ国が1次リーグを突破するのも史上初。決勝トーナメントには届かなかったが、サウジアラビアがアルゼンチンを破り、2日には優勝候補筆頭のブラジルが、アフリカのカメルーンに敗れる波乱もあった。

 南米や欧州の強豪がアジア、アフリカを屠ってきた時代は終わった。スリリングな大会は、日本時間4日午前0時キックオフのオランダ―米国戦で決勝トーナメントが始まる。