C大阪の森島寛晃社長は28日、オンラインで取材に応じ、MF乾貴士(33)について「ミーティングを重ねながら、復帰に向けていいタイミングを話している状況」と現状を説明、合流時期などは明言しなかった。

乾は4月5日の柏戦で途中交代した際に暴言を吐くなど不満の態度を示した。試合後の話し合いでも反省の態度を見せなかったことから、4月17日の福岡戦から公式戦6試合の出場停止処分を受けた。

 クラブ側は騒動当初は放出の意思を持っていたが、今月14日の名古屋戦を最後に処分は解除され、森島社長やクラブ幹部らと数回の面談を実施。同社長は「和解もしっかりしている」と話し、
すでに練習合流の許可を出しているものの、関係者によると、乾自身が固辞しているという。

一部報道では今夏の退団で調整中と報じられたが、クラブ側は容認しておらず、また設定された移籍金の減額をする意思もない。乾の推定年俸は2億円近くで、契約は来年まで残っている。移籍金額は1億円を超えるとみられる。

 来月2日には34歳。18年W杯ロシア大会で2得点1アシストをマークして日本代表の決勝トーナメント進出に貢献した希代のテクニシャンが、最悪の場合は契約満了まで“塩漬け”にされる可能性まで出てきている。

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2022/05/29/kiji/20220528s00002179713000c.html
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