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2022年5月19日

フランス学士院は18日までに、イタリア出身の文化人チノ・デルドゥカ氏の名前を冠した世界文学賞の今年の受賞者に作家の村上春樹さんが選ばれたと発表した。賞金は20万ユーロ(約2700万円)で、ノーベル文学賞に次いで高額とされる。

「チノ・デルドゥカ世界文学賞」は、デルドゥカ氏の妻が1969年に創設。現在は夫妻の遺志を継ぐ財団が「現代のヒューマニズムのメッセージ」を伝えるフランス国内外の作家を顕彰するため授与している。

フランスの学術機関アカデミー・フランセーズの会員らが審査員を務め、過去にはペルー出身のマリオ・バルガス・リョサさんやフランスのパトリック・モディアノさんらが受賞。2人はその後、ノーベル文学賞も受賞した。(共同)

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