テレビやSNSで元大阪府知事の橋下徹さんと激論を交わす2人の在日ウクライナ人が26日夜、祖国を思い、ツイートを交わした。

【写真】ウクライナ色にライトアップされた東京都庁

 口火を切ったのは2日前、自衛隊駐屯地での講演に向かった北海道での写真に対し、橋下さんから「あなたがいくら立派なことを主張しても全く説得力がなくなる」などと厳しい言葉をかけられた政治評論家のナザレンコ・アンドリーさんだ。

 「戦時を体験したこともなければ現地の人と話したこともない弁護士にはわからないかもだけど、近くに砲弾の雨が降る中でも、子供が遊んで笑うし、人は誕生日も祝うし、結婚式もあげるし、犬と散歩したり音楽を楽しんだりもする。人は辛い時こそ幸せを感じたいもの。(橋下さんが展開する)『僕の考えた正しい当事者論』要らない」と皮肉を込めてツイートした。

 テレビのワイドショーで橋下さんと激論した国際政治学者のグレンコ・アンドリーさんもこれに反応。「そうそう、当事者と話した事もない、当事国の内情も歴史も文化も世界観も全くわからない人間が、自分だけの感覚で『当事者はこう考えているに違いない』と語るのは、現実と何の関係もない妄想ですね」と共感した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/662d3e71753e205d551442d33e33836263a63586