第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の大会本部は25日、23日の1回戦で勝利した広島商が新型コロナウイルスのPCR検査で複数の選手らが陽性判定を受けたため、大会参加を途中辞退したと発表した。26日の2回戦で対戦予定だった大阪桐蔭は不戦勝となる。

大会本部などによると、1回戦に勝利した16チームは感染防止対策で試合後にPCR検査を受けており、広島商は複数の選手らが陽性と判定されたという。これを受けて、広島商は大会本部に参加辞退を申し出て、受理された。

今大会では、京都国際が選手ら関係者13人の新型コロナ陽性判定を受け、開幕直前の17日に参加を辞退し、代わりに近畿地区の補欠1位校の近江(滋賀)が繰り上げ出場した。新型コロナに伴う参加辞退は今大会2校目だが、広島商は1回戦を終えており、繰り上げ出場はない。

新型コロナを巡っては2021年の第103回全国高校選手権大会で、宮崎商と東北学院(宮城)の選手らの新型コロナ感染が判明し、両校とも大会途中に参加を辞退した。【木村敦彦】

毎日新聞最終更新 3/25 17:32
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