2/25(金) 5:15配信
東スポWeb

日本ハムナインの前で超一流のジャンプ力を見せた室伏長官

 日本ハム名護キャンプにアテネ五輪ハンマー投げ金メダリストの室伏広治スポーツ庁長官(47)が臨時コーチとしてやってきた。

 同長官は24日の午前9時半から室内練習場でアップ、コンディショニング指導、午後5時半までウエート場を使い熱心に野手陣、投手陣に個別指導。夕食後の同7時半からはトレーナー陣に向けた講義も行い、これに任意参加した選手が加わり、精力的な指導を行った。

 室伏長官は「当初より新庄監督から力の伝達だったり、大きな力を出す時にどうしたらいいか。そういうテーマを望んでいらっしゃいましたので少しでもお役に立てればという形で今日一日やらせてもらいました。少しでも違う分野から野球に生かせるものはないか、という気持ちが伝わりまして真剣に野球のことを考えているんだなと思いました」とコメント。新庄監督の熱意に応える形で今回のオファーを受けた経緯を語った。

 長官から直々の指導を受けた今川は「脱力の仕方だったり出力の仕方をお聞きして今まで聞いたことのない感覚だったりトレーニング方法をたくさん聞くことができた。すごく勉強になる一日でした」と感謝の言葉を並べた。

 それにしても、第1クールの武井壮からこの日の室伏長官まで新庄監督は自らのネットワークと度胸を武器に数多くの臨時講座を実現してきたが「詰め込み過ぎ」の懸念もある中で選手にどうそのヒントを活用してほしいのか。

 その回答をビッグボスは「反復練習しかないでしょう」としながらこう語った。

「みんなノートに書いていると思う。それをやりながら、思い出した時でいいのでそれをやる。今日は武井壮君、室伏さんとか。個人個人違うのよ。自分が気になってた場所に、ポンって室伏さんの意見がはまった時に、その意見を反復練習するだろうし。武井壮君にハマったある投手はその走り方で何本走っても全然疲れないって言っていた。ということは体力がついていって、ピッチングにも生かせるという。まあ最低でも1年は続けないといけないね」

 もちろんこれらの講義は即効性のあるものではない。

 新庄監督も「だいたい1週間とか10日すると自分の感じが戻って迷ってくる。どっちにすればいいんだって。だから、これって決めたらずっと通すこと。オレも決めたらずっとやるタイプだった」と継続の重要性を力説。あくまで今回の臨時講座の数々はそのヒントの選択肢を与えたにすぎないということだ。

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