あの時、免許がなかったのに…助演女優賞・三浦透子 「ドライブ・マイ・カー」で無二の存在感
2/24(木) 5:00 スポニチアネックス
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助演女優賞を受賞し花束を手にする三浦透子(撮影・久冨木 修)      
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京7紙の映画記者で構成)が選ぶ第64回ブルーリボン賞(21年度)の各賞が23日、決定した。主演賞は男優が「燃えよ剣」などの岡田准一(41)、女優が「地獄の花園」などの永野芽郁(22)がともに初受賞。助演女優賞には、米アカデミー賞4部門にノミネートされ話題をさらっている「ドライブ・マイ・カー」の三浦透子(25)が輝いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、授賞式は開催しない。

 「芸能に疎い家族が“ブルーリボン賞!?えっ、凄い!”と喜んでくれました」

 助演女優賞を初受賞した三浦の瞳は、キラキラと輝いていた。

 「ドライブ・マイ・カー」では無二の存在感を示した。重い過去を背負う、寡黙なプロ運転手役。オーディション時は運転免許がなかった。「合格して“大丈夫ですか”と再確認したけど“運転がうまそうな顔をしてるから”と言われた」と笑った。免許取りたてと思えない劇中での運転の腕前は「うまく見せようとしないこと」が奏功。演技はあくまで自然体だ。

 デビューは6歳の時。サントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のCMに“2代目なっちゃん”として出演した。その後、コンスタントにドラマや映画に出演してきた。「子役出身なので、相手の考えを自然とキャッチするようになりました」と話す。2019年公開の大ヒットアニメ映画「天気の子」では主題歌を担当。名前のように透明感のある歌声で、歌手としても高い評価を得た。

 「ドライブ…」は各国の主要映画賞を続々受賞。現地時間3月27日に授賞式がある米アカデミー賞でも、日本映画史上初となる作品、脚色賞ほか、監督、国際長編映画賞の4部門にノミネートされ、受賞の期待が高まっている。「濱口竜介監督は“賞のあるなしで作品の形は変わらない”と話していました。それに尽きると思います」ときっぱり。「授賞式に行けるのなら。素敵な場ですし」と付け加えた。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

 (桑原 淳)