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◆スコティッシュ・プレミアシップ ▽第27節 セルティック 3−2 ダンディー(20日、英国・グラスゴー、セルティック・パーク)

 リーグ戦2試合が行われ、日本人選手4人を擁する首位セルティックはホームで6位のダンディーと対戦し、3−2で競り勝った。

 前半26分に相手に先制点を献上すると、セルティックFWギアクマキスが同34分、38分に立て続けにゴールを奪って逆転。後半15分に同点に追いつかれたが、2−2の後半41分にギアクマキスがハットトリックを達成し、勝ち越しに成功した。セルティックは勝ち点を66に伸ばし、この日、1−1の引き分けに終わった2位レンジャースとの勝ち点差を3に広げて首位をキープした。

 日本人選手は日本代表FW前田大然と旗手怜央が先発。出番は回ってこなかったが、井手口陽介もベンチ入りして、故障で戦列を離れている古橋以外の3人が本拠地セルテック・パークに顔を揃えた。前田は3トップの左、旗手も中盤の左に入り、左サイドで縦の関係を作ると、時折鋭いパス交換を見せた。2人揃って後半22分までプレー。2点目の起点となるクロスを放ち、存在感を示した前田が試合後、インタビューに応じた。以下は前田との一問一答。

 ー今日はセンターFWではなく、左サイドでのプレーだった。

 「どっちも(センターでも左サイドでも)プレーできるように、と考えています。今日はたまたま左をやったというだけ。連戦が続いているので、メンバーも変えながらやっているので、ポジションも変わるのだと思います」

 ー連戦で交代のタイミングも最初から決まっていた?

 「いや、それは分かりません。ただ同点にされて、試合の終盤で点を取りに行くために、足がフレッシュな選手を入れたかったのではないかと」 

 ー今日は左サイドで武器のスピードを活かし、のびのびプレーしているように見えたが?

 「まあでも、センターFWが僕自身一番やりたいポジション。でも両方できるのが僕の強みだとも思う。機能していたかは自分では分からないけど、これからは左でもできるということも示さないといけないと思います」

 ー2点目のチャンスを作るクロスのクオリティが良かった。

 「スピードはありますが、僕は自分から仕掛けるというタイプではないので。ただ、あのクロスのようなプレーを増やしていければ、チームのチャンスも増やせる思います」

 ー裏に抜けるスピードがあるので、左サイドを抜けて2点目の起点になった。チャンスメーカーになってほしいという監督の期待に応えたと思うが。

 「そうですね、マリノスの時からボス(ポステコグルー監督)に左を任されることがあったので、違和感はありませんでした」

 ー旗手選手がインサイドハーフの左で、前田選手とのいい連係プレーがあった。やはりコミュニケーションは取りやすいか?

 「確かに2人で話し合いながらやっていましたけど、ただ2人だけでやっても、チーム全員と共通意識を持ってやらないとうまくできない。それに(旗手選手とのプレーも)もっとクオリティを上げる必要がある。もっと強い相手との試合になったら通用しないと思うので」

 ー移籍して来て2か月が経ったが、スコットランドのサッカーについてはどんな感想があるか?

 「やっぱりスピードとフィジカルの部分が全く日本とは違いますし、インテンシティ(強さ、激しさの意味)が違う。90分通して、ずっと高いので、休める時間が全くない。ただ、高いインテンシティを保つのは自分の持ち味でもあるし、6万人のサポーターが後押ししてくれている」

つづく

スポーツ報知 2/21(月) 16:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0de22b51bee65965217262542d9c03bbe34e343