堀井憲一郎コラムニスト
2/17(木) 19:14





『鬼滅の刃』遊郭編の最終話は少し長かった

(『鬼滅の刃』のネタバレしています)。
アニメ『鬼滅の刃』の遊郭編が終わった。
最終話(遊郭編11話、通算44話)はいつもより少し長かった。
鬼の最期を丁寧に描いていたからだろう。
『鬼滅の刃』では、鬼滅隊に倒され、消滅しつつある鬼が、人間だったときの記憶を取り戻すことがある。
たとえば、珠代さんの邸で戦った「朱紗丸」は、消滅する間際に、幼い子供のように「ま…り…、遊…ぼ…」と呟いて消えていった。
また、那田蜘蛛山の累は、消え去る前に、本物の父と母が自分との絆を大事にしていてくれたことをおもいだす。
とても切ない瞬間である。
『鬼滅の刃』という作品に強く惹かれる部分でもある。





鬼の過去が明かされる理由

ただ、すべての鬼が、消滅するときに、その悲しい過去をおもいだすわけではない。
無限列車になりすましていた魘夢(えんむ)は、負けたことをただ悔やみ、炭治郎たちを恨みながら、崩れていった。
それぞれの鬼キャラクターには、もともとの細かい過去設定があるのだろう。
ただ、それが露わにされるのは、話の流れのなかで「語るに足るもの」である場合に限られているようだ。




猗窩座の最期が描かれるのは2024年か
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.yahoo.co.jp/byline/horiikenichiro/20220217-00282564