長野五輪金メダリストの清水宏保氏が15日、テレビ朝日「報道ステーション」に出演。北京五輪・スピードスケート女子団体追い抜き決勝で、日本が金メダル目前の最終コーナーで、隊列最後尾にいた高木菜那がバランスを崩して転倒し、銀メダルになった場面を解説した。

 清水氏は、松岡修造から何が起こったのかと問われると、厳しい表情で「言い訳しないのが格好いいんですが、(菜那は)氷の上にできた溝に左足がはまったことによってバランスを崩して、耐えてるんですが、そのまま転倒しています」とスローモーション映像を使って解説した。

 状況として「最後の1周、この1個前のカーブで(妹の高木)美帆選手が疲れている。察した菜那選手が後ろからプッシュしている」と指摘した。

 「先頭は目視できるが、(最後尾は)押している分、目視できないまま滑っているので、溝にはまってしまって、耐えられなくなって、後ろにいってしまった」と要因を分析した。

 不運がなければ「最後まで僕は勝ちきっていたと思います。ギリギリの戦いでしたが」としたうえで、転倒については「あれは仕方がない状況です」と指摘した。

デイリー

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