マジョルカは14日にラ・リーガ第24節、本拠地ソン・モッシュでのアスレティック・ビルバオ戦に臨み、3-2の勝利を飾った。先発出場のMF久保建英は決勝ゴールを導く活躍を見せている。

誰もが好チームと認めるマルセリーノ監督のアスレティックをホームに迎えたマジョルカ。苦戦必至と思われたものの、ミッドウィークにコパ・デル・レイ準決勝バレンシア戦に臨んだバスクの雄には疲労が見え、ルイス・ガルシア監督のチームは前半の内に2ゴールを決めることに成功する。

4-4-2で久保を右サイドハーフに起用したマジョルカはまず21分、サルバ・セビージャとのワン・ツーからペナルティーエリアに侵入したマフェオがウナイ・ヌニェスに倒されてPKを獲得。キッカーのS・セビージャがしっかりとシュートを決め切り、先制した。また29分にはエリア内で高く上がったボールから、アンヘルが反転ボレーでネットを揺らして加点している。久保は前半、絶妙なトラップなどで観客を沸かせることもあったが、チーム全体で仕掛ける攻撃の流れには乗り切れない印象だった。

迎えた後半は、屈強なレオネス(ライオンたち)たるアスレティックが牙を剥く。59分にユリの折り返しからラウール・ガルシアが1点を返すと、61分にはムニアインのCKからベレンゲルもゴールを決め、同点に追いついた。

スコアをタイに戻されたマジョルカは久保らが奮闘しながら勝ち越しを目指す。71分には、日本人MFの浮き球のパスからアンヘルが最終ラインを突破したがシュートまで持ち込めず。アンヘルはその場面で負傷してしまい、ルイス・ガルシア監督は交代でイ・ガンインをピッチに立たせている。

そして88分、意地の攻撃を見せていたマジョルカがついに勝ち越す。ゴールを導いたのは、久保だ。左サイド、ショートコーナーのボールを受けた久保は、ペナルティーエリア内にパスを送って自身もエリアに入り込む。そして混戦の中でこぼれてきたボールからシュートを放つと、これがポスト、GKウナイ・シモンの背中に当たって枠内に収まった(得点記録はU・シモンのオウンゴール)。久保はゴール直後、ユニフォームを脱いで喜びを爆発させ、イエローカードを提示されている。マジョルカはその後、久保らを下げて守備を固め、1点リードを最後まで守り切った。

連勝のマジョルカは勝ち点を26としてグラナダ、ヘタフェを抜き去り15位に浮上している。

Goal
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